浄土真宗本願寺派 遍照山明法寺は、八百数拾年前 (鎌倉時代初頭) 筑前國早良郡地頭・御家人であった「榊 定禅」が天台宗に帰依し出家「天台宗 定禅寺」として開山する。
5代 「榊源次郎 西願」は弘安の役(1281年・元寇)に参戦し、
蒙古合戦勲功賞配分により肥前國神崎庄を分配された。
13代 釋了悦により天台宗より浄土真宗に転派する。
15代 釋順悦より過去帳(寛永時代)が記載現存する。
16代 釋順慶は本願寺より寺号、木佛阿弥陀仏尊像、
祖師御影、七高僧御影、聖徳太子御影、
良如上人箱袈裟成就される。
20代 釋淳敬は本堂再建、御絵伝、連如御影成就。
22代 釋僧謙は鐘楼門再建。
23代 釋清纓は多くの宗学者に講義する。
24代 釋儼然は庫裏再建。
28代 釋輝雄、本堂建立、納骨堂建立。
29代 釋保哲、本堂・山門・鐘楼堂屋根瓦修復、庫裏新築、
門徒会館納骨堂建立し現在に至る。
浄土真宗の御教えを歴代住職は時代に即して、御門徒のみなさまのご教化に勤めてまいりました。
仏教は「今、ここに私がいる」ところからはじまります。ですから、今、ここにいる私が問題にならなければ、仏教の御縁はできません。私たちはさまざまな苦悩をもって日暮をしています。その悩み苦しみ多き生活を「仏さまのおしえ・あみださまのねがい」を聞きつづけることにより、よき方向へと導く教えが浄土真宗です。寺では仏さまのみ教えを聞くことが出来るように、毎月16日の法座・女性の会・壮年の会・ご先祖遺徳をご縁とする永代経法要・親鸞聖人の法事をご縁とする報恩講法要等と、どなたでもご縁をいただけるように開かれています。どうぞ、一度お寺へおこしください。
称名
四季の豊かな移ろいが見渡せる3階建ての建物の、2・3階が納骨堂となっております。お仏壇の扉を開けるとお灯明が点灯します。また、花瓶・りん・香炉・過去帳台などの仏具は全て完備されております。納骨壇の素材は天然大理石や本金蒔絵の漆塗りなど、全て本物に拘っており、み仏様の心にふれる荘厳で凛とした空間です。
また、永代供養壇では、将来護るべき人のいない無縁になってしまう方々のご遺骨を、永代にわたり当山においてお護りさせていただきます。
皆さまのご希望に添えるよう、様々なタイプの納骨壇をご用意させていただいておりますので、どうぞ一度ご相談ください。
18畳二間(仕切りをとって36畳一間としても利用できます)の大広間があり、座席数として約60席ほど収容できます。大広間の隣には厨房があり、法要の時などは100人以上の食事を用意できる設備を完備しております。葬儀・ご法事・その他コミュニティー活動など、多岐にわたってご利用いただけます。
スロープやエレベーターを設置し、全ての空間から段差を無くした全館バリアフリーとなっております。車椅子の方や、ベビーカーを押されてのご参拝など、全ての方に安心してご利用していただける空間となっております。
仏前結婚式は、仏様やご先祖様に2人が結婚の「誓い」をするのではなく、2人
の出会いを深く感謝し、結婚する事を「報告」するという考えで行われます。仏さまの尊前で夫婦となることを誓い、才能や財産といった条件付きの結びつきではなく、数限りない縁によって二人が出会い・結ばれたことを確かめあう大切
な儀式です。
お寺での仏前結婚式は、両家の親族のみだけではなく、お友だちや知人も参列し
ていただけます。もちろん、お二人だけの挙式も可能です。また、門徒会館を利
用してのお食事会もご相談に応じます。
一樹の蔭に宿り一河の流れを汲むさえ 浅からぬ縁である。広い地上にあって、生涯にひとりの人と出逢うこと。そしてそこには誰もが「縁」という不思議な力を感じずにはいられない。派手やかなだけの演出ではなく、全てが本物だからこそできるお式を。
式次第(例)
一、開式
一、新郎新婦入堂
一、司婚者入堂
一、合掌礼拝
一、お勤め(勤行)
一、司婚の言葉
一、誓いの言葉
一、念珠授与
一、指輪交換
一、新郎新婦焼香
一、司婚者祝辞
一、合掌礼拝
一、司婚者退堂
一、閉式
生まれ難い人として生を受け、その中でも夫となり妻となって結ばれるご縁は、それはそれは尊いものだと思います。儀式を通して、新郎新婦はもとより参列者一同が仏縁を頂くことは、非常に意義深いものがあります。